本日もご覧いただきありがとうございます。
みなさまはタイトルにあるような話を一度でも聞いたことはありますでしょうか。
こちらは世の中の多肉植物愛好家の間で、多肉植物の冬越しのコツとしてよく言われている話です。
私も実際冬の水遣りは控え気味に行っているのですが、私は「成長期ではないから水がさほど必要ではないため」という認識でそのようにしていました。
しかし、人によっては「冬も水遣り普通にやりますよ」という意見があれば、「冬も成長してない訳ではないからしっかりあげた方がいい」という意見まであります。
そこで今回の記事では、双方の意見の正当性について、あらゆる側面から分析し、最後に私が実践するやり方を紹介していこうと思います。
「冬に水は与えすぎてはいけない」は間違っている??
初めに今回の結論を述べると、
「見方に応じてどちらも正しくなる」
となりました。
なんとも曖昧な結論ですが、物事には絶対はないので仕方のないことかもしれません。
それではいろんな側面での分析の結果を紹介していきます。
「多肉植物を大きく成長させたい」という観点において
この観点からの結論を述べると、水遣りはしっかりした方がいいです。
理由はお察しの通り、水遣りが不足すると大きくなりにくいためです。
なぜ水遣りが不足すると大きくなりにくいのか
それは多肉植物の生態が大きく関係しています。
水が不足すると多肉植物は内部に蓄えた水分、エケベリアのような品種で言えば葉に蓄えた水分を消費することで生命活動を維持します。
葉に蓄えた水分を消費すると当然ながら葉が萎んていきます。これが一般的に外葉が枯れる原因です。
外葉が枯れるとどうなるかというと、みなさんお分かりの通りサイズが小さくなります。
以上の理由から「大きく成長させたい」という観点では水を切りすぎるのは適切ではなく水を与えるべきだ、という結論になりました。
「なるべく多肉植物を枯らしたくない」という観点において
この観点からの結論を述べると、先程とは反対に水を与えすぎない方がいいです。
理由は、冬の寒さによって葉がジュレ状になり、枯れてしまう危険性が高まるためです。
なぜ枯れてしまうのか
基本的に多肉植物は生命力は非常に高く、長い間放置したり少々ダメージを受けてしまっても時間をかけて回復してくれます。
しかし、そんな多肉植物でも取り返しのつかない状態(枯れてしまう)に陥ることがあり、その1つが冬の寒さによって葉がジュレ状になってしまうことです。
ジュレ状になる原因は一言で表すと、「葉の中の水分が凍ることで膨張し、細胞膜を破って外に溢れる」からです。
ジュレ状になってしまった多肉は私の経験上もう手遅れの場合がほとんどです。
以上の理由から「枯らしたくない」という観点では、水を与えすぎるのは適切ではなく水を切らすべきだ、という結論になりました。
それではどうすればよいのか
以上より、どちらが正解という訳ではないことは分かりましたが、それでは私たちはどう水遣りをすればいいのか、という疑問が残ります。
ここからは私の主観になりますが、ここでの私の結論は「水を切っておけば間違いない」ということです。
理由は、「枯れさえしなければ後からどうにでもなるから」です。
育て方の好みによって賛否が分かれるとは思いますが、私の場合はとにかく1つも枯らしたくないです。ましてやお気に入りの苗なら尚更です。
なので、ダメになりやすい夏と冬はとにかく枯れないことを、成長期の春と秋はとにかく成長させたり紅葉させること、これらを切り替えて育てることを心懸けています。
実際うちの多肉は大きさの変化はほとんどありませんが、毎年姿形を変えたり、紅葉をしながら少しずつ大きくなっていく姿を楽しんでいます。
まとめ
今回は冬の水遣りについて分析し、最後に私なりの考え方を紹介させていただきました。
実際どの育て方が正解という答えはないですので、みなさま各々が自宅の環境を熟知し、適切な対処方法を知ることがベストだと思っております。
今回の記事が皆さまの楽しい多肉ライフの一助となれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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